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遊びが『学び』

こどもたちの遊びの中には、これからを生きていく子どもたちの育むべき学びがたくさんあります。どのような学びがあるのかを「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に当てはめて考えてみます。

例えば、公園や園庭での遊びにはどのような学びがあるのでしょうか。

虫つかまえ遊びの中では、どこに虫がいるのか、どうしたら飛んでいるトンボをつかまえられるのか等、ともだちと一緒に作戦を考える子どもたちの姿も見られます。

ただ一緒に遊んで楽しいだけではなく、そこには「協同性」や「思考力の芽生え」や「言葉による伝え合い」などの学びがあります。

絶対に自分の力でつかまえると自分なりに考えたり、つかまえた生き物を『ここでしか暮らせないんだ』と逃がしてあげるこどもたちもいました。

ここには、「自立心」や「自然との関わり・生命尊重」などの学びもあります。

虫つかまえ遊びだけではなく、公園や園庭の多様な環境を使っての遊びの中には、育ってほしい10の姿に関連する学びがたくさんあります。

このように、こどもたちの『遊び』の中には常に学びがあるということ。そして、保育者はどのようにしたらこどもたちが主体的に遊び、それらを体験・経験してもらえるかを常々考えてねらいをたて、環境を構成し、援助をしています。